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プレスリリース「東伊豆町・奈良本の蔵 引き取り手が名乗り」
東伊豆町・奈良本の蔵 引き取り手が名乗り
2010年12月1日 メディアのみなさま 解体の危機に直面していた東伊豆町・奈良本の伊豆石の蔵は、町が提示していた期限の11月30日に引き取り手が現れましたのでご報告します。 引き取り手として名乗りをあげたのは、緑地株式会社代表取締役の荒瀬貫次郎さん。30日に書面にて東伊豆町に引き取りを申し入れました。 荒瀬さんは蔵を移築して再建することを念頭に伊豆石などの建材を取り外し、当面は同社倉庫に保管する計画です。地元住民などの協力があれば奈良本地区内に蔵を再建したいとのご希望ですが、最終的にかなわぬ場合は同社敷地内に移築する計画です。 再建を前提に蔵を解体するには、石材や木材の一つ一つに番号をふるナンバリングなど、専門家による調査が必要です。こうした調査活動は、荒瀬さんとかねてから交流がある建築家の大沢匠さんらNPO日本民家再生協会の有志が実施する予定です。 また、解体作業については、東伊豆町に協力する形で引き取り手を募集する目的で蔵を一般公開し、11月21日には日本民家再生協会のご協力を得て「民家再生講習会」を開催した当会メンバーなど、市民有志も参加して実施する予定です。 移築希望者がみつかったことで、伊豆の大切な文化財をひとつ次代に伝える見通しがたちました。東伊豆町はじめ、蔵の掃除、一般公開、署名などさまざまな形でご支援いただきましたみなさまにこの場を借りて御礼申し上げます。 蔵を奈良本地区内に移築することができるかどうかは、今後の活動にかかってきます。引き続きみなさまのご支援・ご協力をお願いいたします。 奈良本の伊豆石の蔵の解体を惜しむ有志の会 ◎大沢匠さん(NPO法人日本民家再生協会/O設計室所長) →http://www.o-sekkei.com/ ◎NPO法人日本民家再生協会 →http://www.minka.or.jp/
by izu-ishi
| 2010-12-02 19:45
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